徹底したムダとりに潜む盲点に気づけ! 02
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日からムダとりについて解説しています。
目標を決めないムダとりは効率が悪い
改善の基本は、まず「目標ありき」でしょう。
最近現場で感じるのは、改善という掛け声だけで、目標が抜けています。
競争するのにゴール(目標)を決めないで走る人はいませんよね。
ムダとりは走り方の工夫です。
現在、多くの現場ではムダとりの結果として生産性が向上すると考えています。
この考え方は一理ありますが、極めて効率が悪く、正しいアプローチではありません。
まず「目標ありき」が正しいアプローチです。
目標には、目標値と目標達成期限を含みます。
目標を決めたら、次に目標達成の計画を作り、ここから改善活動がスタートします。
現在、顧客の値引き要求は年に3-8%であり、
この値引き要求に対応するには、
工場が25%以上の生産性向上という目標に挑戦する必要があります。
どうでしょうか。これが「目標ありき」の正しいアプローチです。