品質部門の管理者の盲点 07
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
連日、品質問題にフォーカスしています。
一昨日は、ダブル検査はやめよ。
昨日は、検査ボックスを使って、検査力を向上させよ。
という話をしました。
本日は、検査の標準時間と品質保証の関係についてです。
標準検査時間の指示なしに品質保証はできない
1個当たりの検査時間、すなわち1時間に何個検査するかを定めない限り、
品質保証はできません。
これは当然でしょう。
例えば、ある製品を1個検査するのに3分かかるとしましょう。
5分かかれば何か問題があり、1分で終われば手抜きしている。
このように正しい検査は決められた時間内にしっかりやることであり、
これが品質を保証させるのです。
ここに気付いて下さい。
ほとんどのメーカーの検査では、時間指示を出して検査をしていません。
検査だから時間をかけてじっくりやるべきだと考えています。
つまり、かかった時間が検査時間になっているのです。
これでは、品質保証はできません。
(*検査も正しい作業手順で時間を決めてやる。ものづくりの本質だ。)
品質保証と検査時間の関係には密接な関係があるのです。