たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

工場診断の視点を知れ 05

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

多くの中小メーカーは、売上高が落ち、利益が出ない状況に陥っています。

 

そして、この状況を認識しているが、なぜこうなっているか、

どうすればこの状況から脱出できるか、具体的な方法を知りません。

 

1日診断会(工場診断)で、その具体的な方法をアドバイスするのが、

私達の役目になります。ポイントは6つあり、本日は4つ目を紹介します。

 

*1つ目は、「物申す」されていないムダをとれ

*2つ目は、監督者(現場リーダー)が作業者になっていないか

*3つ目は、日産計画書こそ「必要な工数」でつくること具現化したものだ

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週生産計画管理板があるか?

 

週生産計画こそ「工場の生産計画」の生命線、目で見る管理だ!

週生産計画管理板は、

①今日は誰が・どの機械が、何を、どこまで生産するのか?

②今日、生産すべきものが生産できたのか?

これを工程ごとに1週間単位で把握していくものである。

 

週生産計画管理板の例を示す。

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週生産計画管理板の使い方

ポイントは工数を入れるということです。

①新たな受注に対し、工程ごとに1枚ずつポストイットに書いて貼り付ける。

②加工が完了したらはがす。

1日の作業時間を8時間としたら、480分まで仕事を埋めることができる。

 

このポストイットの貼付けは、工程間の仕掛品量を最小にしていく、かつ

おばけ退治(ムダ時間排除)をするという、一石二鳥の役割を果たします。

 

そして、パソコンを一切必要としません。

確実に工程設計されたポストイットを1枚1枚貼り付けていくことで、

受注日に納期の何日前にできるかわかってしまいます。

 

そして、師匠O先生の考案したポストイット方式は、貼る・はがすに非常に便利です。

とにかく、工場における生産計画の中核は週生産計画である。