理想的な生産ライン 04
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
引続き生産性向上の話です。
ある工場で、製造量が増加するため、急遽生産ラインを作ることになりました。
これまで、
ラインを短くすれば、品質が上がり、コストは下がる。
工程表示は番号表示をせよ。
製造情報は流れるようにせよ。
という話をしました。
最も遅い工程の速さでしかものは作れない。
あなたの工場でも、生産性向上のために、
各工程の担当者が日々改善を行っているのではないでしょうか。
でも、本当に生産性を向上させたいなら、
全工程の中で最も生産速度が遅い工程に集中し、全員で知恵を出して改善すべきです。
なぜなら、ものづくりは、最も生産速度が遅い工程の速さでした生産できません。
極端な話、一日に100個しか造れない工程があれば、
他工程で、一日に1000個も造れる能力があっても機械を止めておくしかありません。
このブログでも何度も触れていますが、ネック工程と言います。
ビンで細くなっている部分のように、最も遅くて渋滞の原因となっている部分を
解消しない限り、全体の生産性は決して向上しない、
ということを覚えておいて下さい。
ネック工程の見つけ方ですか?
全工程の中で仕掛品が最もたまっている工程です。簡単ですよね。