工場診断の視点を知れ 02
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
多くの中小メーカーは、売上高が落ち、利益が出ない状況に陥っています。
そして、この状況を認識しているが、なぜこうなっているか、
どうすればこの状況から脱出できるか、具体的な方法を知りません。
1日診断会(工場診断)で、その具体的な方法をアドバイスするのが、
私達の役目になります。ポイントは6つあり、本日は1つ目を紹介します。
「物申す」されていないムダをとれ
「物申す」の「物」は部材、仕掛品、完成品です。
物申すは、今、ここに置かれているのが正常か、人に聞かないでもわかることである。
具体的には、置き場と置かれている製品または仕掛品名が
人に聞かなくてもわかるようにすることです。
人に聞いてわかることを「者申す」と言います。トヨタ生産方式の用語です。
1日診断会では、資材倉庫に行って、資材管理責任者に、
「この倉庫に何種類の部材があるか」「部材在庫の金額はいくらか」
を聞くが、答えられません。
資材管理のポイントは2つです。
1つは、欠品しないで最小在庫で管理していること。
2つは、自分のお金で買うとしたら、こういう買い方をするかということ。
この2つの視点から工場診断を行うことが、ポイントの1つ目になります。