工場診断の視点を知れ 04
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
多くの中小メーカーは、売上高が落ち、利益が出ない状況に陥っています。
そして、この状況を認識しているが、なぜこうなっているか、
どうすればこの状況から脱出できるか、具体的な方法を知りません。
1日診断会(工場診断)で、その具体的な方法をアドバイスするのが、
私達の役目になります。ポイントは6つあり、本日は3つ目を紹介します。
*1つ目は、「物申す」されていないムダをとれ
*2つ目は、監督者(現場リーダー)が作業者になっていないか
時間指示がされているか?
私達の提唱するFL法(中小メーカー向けトヨタ生産方式)のJITは、
必要なものを、必要なとき、必要なだけ、「必要な工数」でつくる。
この「必要な工数」でつくるとは、時間を入れた生産指示をすることです。
以下の図のような日産計画書をつくり、作業者に指示することになります。
この日産計画書こそ「必要な工数」でつくること具現化したものである。
これは作業者へのノルマ指示ではなく、やる気を持たせる役割を果たします。
日産計画書通りの作業をしたら、良い仕事をしたことになる。
遅れたら、遅れを取り戻そうと、作業者は頑張ってくれる。
更に、計画より早くはる治工具や作業の工夫もしてくれる。
このように、日産計画書(時間軸を入れる)指示は、
作業者にやる気を持たせる動機付けのしくみになります。