理想的な生産ライン 06
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
引続き生産性向上の話です。
ある工場で、製造量が増加するため、急遽生産ラインを作ることになりました。
これまで、
ラインを短くすれば、品質が上がり、コストは下がる。
工程表示は番号表示をせよ。
製造情報は流れるようにせよ。
最も遅い工程の速さでしかものは作れない。
ネック工程で生産高が決まる。
という話をしました。
ネックの原因には「人」の場合と「機械」がある。
人がネックなら、人を投入すればよい。
でな、機械ならどうするか。
稼働率を調べよ。
この稼働率の分母は、24時間操業で算出すること。
昼勤一直だけ機械を回している場合は、機械ネックとは言いません。
中小メーカーの場合、1日24時間機械を回して、稼働率が85%以上だったら、
機械ネックと言って良いでしょう。
このネック工程に対する正しい理解を持たないと、
生産リードタイムの短縮もないし、生産性も向上しません。