クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (6)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
FL法コンサルでは「社内不良を減らしたいなら“不良の原因究明”をやめなさい」
と言います。
なぜ?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。
大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!
でも、大丈夫です。
この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。
師匠O先生の大好評セミナーが今週(10/10,12,18)に開催されます。
本ブログはその前の予備知識的な内容ですが、
この連載を読んでセミナーに参加すれば、
あなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができるでしょう。
社内不良を減らしたいなら“不良の原因究明”をやめなさい
この話をすると「どういうこと?」と皆さん思います。
あなたもそうでしょう。
例えば、ある製品を100本製造して、3本不良品が発生したとします。
このとき、管理者であるあなたは、なぜ3本不良が出たのかを問いかけ、
原因を追究します。
しかし、ここで重要なことは、100本中、97本は良品ができている事実です。
3%の不良とは、97%は良品ができている。
この情報を活かしてみませんか。(97%は良品である)
そこで、3本の不良が出る場合と、良品97本が出る場合の
「つくり方の違い」を見つけていきます。
原因の追究ではなく、つくり方の違いに着眼する。
これが、不良の原因追及をやめて、つくり方の違いに着眼する意味です。
(バラツキに着眼した不良低減アプローチである。過去エントリー参照)
これは、KI法といって、磯部邦夫先生が確立した方法です。
師匠O先生もお勧めの不良低減アプローチである。
もう一度言いますよ。
原因追及でなく、つくり方の違いに着眼せよ。