クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (7)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
FL法コンサルでは「社内不良を減らしたいなら“データの集計”を直ぐやめなさい」
と言います。
なぜ?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。
大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!
でも、大丈夫です。
この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。
師匠O先生の大好評セミナーが今週(10/12,18)に開催されます。
本ブログはその前の予備知識的な内容ですが、
この連載を読んでセミナーに参加すれば、
あなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができるでしょう。
死亡診断書のデータを取るな
昨日の「不良の原因究明」に引続き「データの集計をするな」となると、
もう何だか分からない、と言う方がいます。
ここで、よく考えてみて下さい。
どこの工場でも品質や生産性に関するデータは多いです。
しかし、これらのデータにはアクションに結びつかないものが多すぎるのです。
あなたの工場も恐らく同じでしょう。
この様なデータを「死亡診断書」と呼んでいます。
ある工場の例ですが、毎週不良の詳細報告書が40枚以上出されていました。
これは不良があまりにも多いだけでなく、
不良低減のアクションが取れるようなものではないのです。
誰もアクションが取れない。正に死亡診断書である。
社内不良はアクションを取らない限り減りません。当たり前ですよね。
したがって、データを集計し分析することは、
不良低減のアクションをとることが大前提です。
くれぐれも「死亡診断書」はやめて下さい。