Coffee Break67(優れた経営者の盲点)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日もコーヒーブレークです
昨日は、
もし、あなたの工場が今まで通りのやり方で利益が出ているのであれば、
逆に危ないと考えた方がよいでしょう。という話をしました。
たまたま今の顧客に恵まれているから利益が出ている。
これからの時代、独自のやり方ではとても通用しない!
最終的にはこういったことに気付きます。
本日はもう少しこの話をします。
優れた経営者の盲点
自ら会社を立ち上げた創業社長は、とても優秀な方ばかりです。
しかし、だからこそ、独自のやり方に陥ってしまうのです。
創業社長に面と向かって反対意見を述べる人はいないでしょう。
したがって、独自のやり方に偏っているということに気付かないのです。
正に裸の王様状態!
ある工場では、社長が次のような指示を出していました。
「各工程の稼働率をとにかく上げよ!」
するとどうでしょう、現場は加工するものが無くなっても、
勝手に材料を購入し、外注に前加工を依頼し、
とにかく自分の工程の稼働率を限界まで上げてしまうのです。
結果、材料費と外注費が上がり、出荷するわけではないので売上になりません。
当然、大幅な赤字になってしまいました。
このブログの読者であるあなたは分かると思いますが、
「とにかく、稼働率を上げよ!」は間違った考えですよね。
結局、どんなに優秀な経営者の方でも、
工場管理においてはどうしても自己流に走ってしまうのです。
というわけで、このブログでは、
間違った工場管理を正す考え方を今後も紹介していきますので、お楽しみに。