たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (5)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

FL法コンサルでは「全ての検査員が必ず起こす“2つの過ち”は何か?

と問います。

そんなのあるの?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。

大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!

 

でも、大丈夫です。

この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。

pe-michanpapa.hatenablog.com

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師匠O先生の大好評セミナーが来月(10/10,12,18)に開催されます。

http://www.omi-con.com/

 

本ブログはその前の予備知識的な内容ですが、

この連載を読んでセミナーに参加すれば、

あなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができるでしょう。

 

二律背反を意識せよ!

 

そもそも、二律背反とは何か?

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工場においては二律背反の現象が多いです。(上のイメージ図参照)

二律背反はトレードオフとも呼ばれ、

一方をよくすると、別の面が悪くなってしまうような関係のことを言います。

 

第一種の誤りと第二種の誤り

第一種の誤りとは、検査員が良品を不良品と判断してしまう誤りです。

第二種の誤りとは、検査員が不良品を良品と判断してしまう誤りです。

 

これが、全ての検査員が必ず起こす“2つの過ち”です。 

 

第一種の誤りは、会社に損害を与え、

第二種の誤りは、顧客に不満を与えます。

 

第一種の誤りをなくすようにすると、

第二種の誤りが増えてしまいます。

 

二律背反を品質改善に活かせ!

 

改善活動においては、常に二律背反の関係を意識することが大切です。

何かを改善すると、その他の影響で他の何かが悪くなる可能性がある。

 

二律背反の関係を意識しながら、

最も良い方法を見つけていくことが品質改善の本質になります。