クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (4)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
FL法コンサルでは「検査員に時間を掛けるのをやめなさい」
と言います。
なぜ?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。
大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!
でも、大丈夫です。
この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。
師匠O先生の大好評セミナーが来月(10/10,12,18)に開催されます。
本ブログはその前の予備知識的な内容ですが、
この連載を読んでセミナーに参加すれば、
あなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができるでしょう。
標準検査時間の指示なくして品質保証はできない
結論から言うと、1個当たりの検査時間、
すなわち1時間に何個検査するかを定めない限り品質保証はできません。
これは当たり前のことです。
多くの方が、検査はじっくり時間を掛けるべきだと思っています。
例えば、1個検査するのに3分かかるとします。
しかし、5分かかれば何か問題があったのであり、
一方で、1分で終われば手抜きをしていることになります。
このように正しい検査は定められた時間内にしっかりやることであり、
これが品質を保証させるのです。
ここに気づく必要がある。
今、ほとんどの工場の検査において、時間指示を出して検査をしていません。
かかった時間が検査時間になっている。これでは品質保証はできない。
品質保証と検査時間には密接な関係があります。