工場管理の新常識 間違いだらけの15の視点 10
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
工場管理がうまくいかないのは、あなたの常識が間違っているからだ!
ということで、連日1つずつ解説しています。
師匠O先生が説明するセミナーが今月開催されます。(9/11@大阪、9/20@東京)
従来のやり方に限界を感じ、革新的な工場管理を学びたいあなたは是非
「分業は効率が良い」は間違い
現在のものづくりにおいて、ベルトコンベアはほとんど使われていません。
一方、食品工場ではコンベアが使われているケースがあります。
例えば、7人の作業者が、1つの容器にお惣菜を1つずつ入れていく工程があります。
7つのお惣菜を入れるのに、4秒掛かります。
したがって、1つの容器にお惣菜を入れるのに、28秒(7人*4秒=28)掛かります。
この改善としては「1個流し」にして、
1人が7つ全てのお惣菜を入れるようにしました。
すると、7秒でできてしまうのです。
これによって、生産性は4倍アップです。
もちろん、ベルトコンベアを撤去して、
各作業者が素早くお惣菜をセットできる作業場を作りました。
この工場では、ずっとベルトコンベアでムダな作り方をしていたのです。
これが赤字の原因であったのです。
このようにベルトコンベアの分業は効率が良いという常識にとらわれていては、
常識打破はできませんよ。