工場管理の新常識 間違いだらけの15の視点 11
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
工場管理がうまくいかないのは、あなたの常識が間違っているからだ!
ということで、連日1つずつ解説しています。
師匠O先生が説明するセミナーが今月開催されます。(9/20@東京)
従来のやり方に限界を感じ、革新的な工場管理を学びたいあなたは是非!
「棚卸業務に時間が掛かるのはしかたがない」は間違い
棚卸作業を見直してみませんか。
棚卸作業は必要ですが、多くの工数が掛かることが当たり前と考えています。
まるで、毎月の税金のように固定費用と考えている。
しかし、棚卸は現品管理することで、飛躍的に短縮できます。
事例で紹介しますね。
ある木材加工メーカーでは、
数mもある木材が多く置かれ、置場の奥にも沢山あります。
工場長によると、棚卸の頻度と工数は、毎月70名で半日も掛かっている。
確かに大きな木材を数えるには、奥に置かれたものを動かさなければならない。
工数が掛かることは容易に想像できますよね。
この改善案として、
何が何個あるかを現品に表示する現品票の仕組みをアドバイスした。
具体的には発注点と発注量を決めておき、現場で現品票管理をする。
これにより、いちいち数える必要はなく、
それぞれの現品票の残数だけをメモしていけばよいでしょう。
したがって、2,3名で十分できてしまいます。
通常管理で数量を見える化しておきましょう。