なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 06
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
モノづくりは人づくり。
具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、
変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。
キーワードは「常識打破」
本日も、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、
具体的な内容を解説します。
ベルトコンベアを使うな
現在、モノづくりにおいて、ベルトコンベアはほとんど使われていません。
しかし、食品工場では、使われている場合があります。
例えば、7名の作業者が、
1つの弁当容器に1つずつお惣菜を入れていく工程(ベルトコンベア)を考えてみます。
7つのお惣菜を入れるのに、4秒掛かります。
よって、1つの容器にお惣菜を入れるのに【7名*4秒=28秒】掛かります。
この改善では「1個流し」を採用し、1人が7つのお惣菜を全て入れるようにします。
すると、7つのお惣菜を入れるのに7秒でできるのです。
これにより、生産性が4倍アップします。
もちろん、ベルトコンベアを撤去し、
各作業者が素早く惣菜をセットできる作業台を設置しました。
この工場では、昔からずっとベルトコンベアを使いムダな作り方をしてきました。
そしてこの会社の社長は、これが赤字の原因であると気づいてくれたのです。
ここで、ベルトコンベアを使用している工場の改善リーダーには、
その必要性について再確認してほしいのです。
ベルトコンベアという常識にとらわれていては、常識打破はできませんよ。