外注に依頼せず内製化せよ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
改善力を身に付けるために知ってほしい発想法の5つ目です。
*1つ目、管理者や改善リーダーは「働き」と「動き」の違いを知れ
*2つ目、実際にお金を生む仕事は20%しかない。
*3つ目、検査は品質保証という付加価値を生んでいる。
*4つ目、差別化するには、購入した製造機械を社内で改造せよ。
外注に依頼せず内製化せよ
多くの工場では外注や協力会社に加工依頼をしています。
しかし、単価が安いという理由だけで外注にだしていませんか?
社内の生産能力が満杯だからやむなく外注する、
という基本ルールを守らなければなりません。
特に、外注に出す原則は自社技術ではできないもの、
生産量の問題に限定しなければなりません。
日本の多くのメーカーは概して外注に甘いです。
例えば、客からの納期が5日なのに外注に、
まとまった量を10日でつくらせているケースが多いです。
この分、仕掛品在庫が増えてしまいます。
自社の生産性を向上させ、
浮いた要員に外注加工していたものをやってもらえばただですよ。
そして、よく考えて下さい。外注依頼は本当にコストダウンになりますか?
単価の安い外注に依頼するとコストダウンが図れるというのは錯覚です。
社内で生産する場合は、給料という固定費としてお金が発生します。
しかし、外注に依頼する場合は、その固定費に上乗せされ、
更にお金が外に出ていきます。
外注単価と社内単価を比較してはいけないのです。
社内でやりきってしまえば、実質的な追加コストは掛かりません、ゼロです。
ここを理解せず、社内に余裕があるにもかかわらず、
外注にどんどん仕事を出している工場が本当に多いのは残念です。