工場管理の新常識 間違いだらけの15の視点 03
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
工場管理がうまくいかないのは、あなたの常識が間違っているからだ!
ということで、連日1つずつ解説しています。
師匠O先生が説明するセミナーが来月に開催されます。
従来のやり方に限界を感じ、革新的な工場管理を学びたいあなたは是非!
「単価が安いから外注に出す」は間違い
外注の理由を「単価が安いから」だと、ほとんどの発注責任者は言います。
もちろん、技術的に社内でできないものを外注に出すのはやむを得ません。
しかし、内製化できるものは外注に出すな、である。
内製化できるものでも、能力が満杯になった場合は、外注依頼もやむを得ません。
とはいえ、社内の生産能力をきちんと把握していないで、
安易に外注に出している場合が多いです。
特に、売上が下がり、社内でつくる能力があるのに、
外注に出している場合は大変問題です。
これはものづくりにおける大きなムダです。
外注に出すことは原則として利益がにげることである。
FL法のアプローチでは、生産性が上がると人員に余裕がでてくるため、
この人員で外注依頼していたものを内製化していきます。
こうすれば、外注費はなくなりますよね。
それでも、
外注は単価が安いというのなら「全て外注化して商社になれば」といいます。
すると、それはできないと言います。
よく考えてみて下さい。
社内ですめば、給与という固定費のみですが、
外注に依頼すれば、その固定費に上乗せされ、更にお金が出ていきますよね。
外注単価と社内単価を比較してはいけない。
社内でやりきれば、実質的な追加コストはゼロでしょ。