是正処置だけではダメ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日はある会社の品質会議に出ました。その話をします。
あなたも是正処置という言葉を聞いたことがあると思います。
クレームや社内不良の原因を追究し、
その原因を除去する再発防止策を講じることです。
是正処置だけではダメ
この品質会議でも是正処置の話が当然出てきますし、
是正処置は必要です。
しかし、現実(本質)は管理者がクレームや社内不良を発生させています。
クレームを発生させてから、一生懸命、再発防止策を講じています。
私が言いたいことは、なぜクレームや不良が発生する前に、
発生させない工夫、すなわち予防処置に力をいれないのかということです。
この会社では「忙しいからできない」だそうです。
このように、ほとんどのメーカーにおいて、予防処置が極めて少ないです。
確かに、予防するわけですから、難しいと思います。
問題が発生する前に、発生させない対策をとるので、『予測力』がないと、
予防処置はできませんよね。
今の管理者には『予測力』が求められています。
これは訓練で鍛えることができます。
それには、まず現状の正しい認識をして、
現状問題の背後にある問題は何かを問いかけていくという訓練です。
なぜ、なぜ、なぜ、ってやつです。いつもより少し深く考えてみて下さい。
師匠O先生は「自分の健康に対して予防処置を取れない人は、
工場でも品質問題やほかの問題に対しても、予防処置ができないのではないか」
と言っていました。