作業標準書を作る意味
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日は、作業訓練のやり方について解説しました。
作業訓練というと、あなたは何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく、作業標準書ではないでしょうか。
1.作業標準書の基本的な役割
そもそも、作業標準書を作る意味は、
作業者がムリなく、ムラなく、ムダのない作業をするためです。
作業標準書には、作業手順と時間が入っていれば本物です。
ここまでのものは、なかなかお目にかかれません。
残念ながら、作業標準書がない作業の方が多いです。
作業時間は、一番早くできる人の時間で決める。
これが作業標準書をつくる基本である。
監督者や現場リーダーは、作業を一番早く正確にできる人である。
注意点として、作業者が監督者の作業時間でできない場合は、
作業者ができる時間で指示することです。
作業標準書の基本的な役割は、その通り作ったら不良を出さないことです。
この視点から見ると、作業標準書は不良を出さない予防処置の役割を担っています。
しかし、現状の作業標準書には、以下の3つの弱点があります。
2.作業標準書の3つの弱点
①作業標準書がなくて、不良をだしている
→直ぐに作業標準書を作って下さい。
②作業標準書を守っても、不良を出している
→作業標準書の改定が必要である。
③作業標準書の内容に不備があり、不良となる
→作業標準書を見直す必要がある。
品質保証部門は、この視点から監査を行い、改善していくと良いです。