総合リードタイム短縮の価値を知らない盲点に気付け! (1)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
最近の中小メーカーを取り巻く環境は非常に厳しいです。
現在、顧客は値引き要望と短納期要望が強く、値引きは3~8%、
2週間の納期を1週間に(納期半減)することを要求しています。
場合によっては、翌日出荷という要求もあります。
中小メーカーは、このような状況にあっても何もしないでは生き残れません。
今やっているものづくりを根本的に変えなければなりません。
どうしたらよいでしょうか?中小メーカーの経営者の方からよく聞かれます。
でも大丈夫です。
このブログを読めば、ものづくりの盲点に気付くことができます。
というわけで、盲点に気付けシリーズ、
一発目のテーマは、総合リードタイムの短縮です。
総合リードタイムとは、受注から出荷までの日数または時間です。
この時間短縮こそが利益をもたらします。
しかし、中小メーカーの管理者は、このことに気付いていない。
顧客から与えられた納期内で生産性向上を図ればよいと考えている。
今こそ、この発想を変える必要がある。
リードタイムの短縮には2つのメリットがあります。
①顧客に喜ばれ、感動を与える。
②生産性を向上させ、コストダウンの有力武器となる。
ものづくり全体の最適化は、総合リードタイムの短縮にあり。
これはトヨタ生産方式の最大の狙いである。
*この事実は意外と知られていない。
次回から、総合リードタイムの短縮の意味と価値を解説します。