たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

2018年ベストエントリー(第2位)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

後2日で今年も終わりですね。

というわけで、2018年に反響の大きかったエントリーを振り返りましょう。

 

pe-michanpapa.hatenablog.com

  

常識打破には錯覚を見抜け(経営者も錯覚する)

 

常識打破と錯覚というキーワードにあなたも惹かれたのではないでしょうか。

経営者も人間ですから、錯覚します。

 

しかし、経営者の錯覚を社内で指摘してくれる人はいないのです。

したがって、経営者は「社内で一番錯覚に気づきにくい人」

になってしまうのです。

 

なので、錯覚していないかどうかを検証するために、

第3者の視点が必要になります。

(もちろん、私達コンサルもその一人です。)

 

では、経営者のあなたはどうしたらいいでしょうか。

 

ポイントは、事実の把握です。

 

・今、現場では何が起こっているのか?

・どういうルールで仕事をしているのか?

・そのルールは守られているのか?

 

等々、1つ1つ丁寧に現場で検証していくのです。

そうすれば、利益を減らす要因は何か、見えてくるようになります。

 

[ここで考えてみて下さい]

 

・工場管理者は、それぞれの仕事の目的(何のためにやっているか)を

 説明できますか?

 

・もし明日から新しく会社をスタートするなら、

 今と同じやり方を選択しますか?

 

もう一つ錯覚を紹介します。

 

これはミュラー・リヤー錯視といわれるものです。

AとBの直線の長さは同じなのに、矢印の形が違うだけで、

なぜかBの方が長く見えます。

f:id:PE-michanpapa:20171027231032p:plain

もちろんこれは錯覚です。

AとBを重ねれば同じ長さであることが分かります。やってみて下さい。

 

錯覚を見破るには、見るだけでなく、重ねるなどのアクションが必要です。

対象物を正しく認識するには、

人間の目はものを歪んで見るレンズであることを意識しなければ、

対象物の正しい姿をとらえることはできません。

自分の見たものが正しいと決めつけるのは危険なのです。

 

結局、常識打破が大きな改善をさせるのですが、

錯覚を見破ったときが常識打破をしたときなのです。