ネック工程に着眼せよ!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
一昨日話した、ネック工程の具体例を見てみましょう。
ネック工程に着眼せよ!
早速ですが、図のような工程があったとします。
この工程の出来高は、1時間で3個になります。
ネック工程は第2工程(3個/h)ですね。
工程間には仕掛品増及び待ちだらけになります。
この様な場合は、
まずネック工程である第2工程の改善(作業改善、技術改善)をして、
能力アップを図ります。
ネック工程には、人と機械のネックがあります。
人のネックは人を投入します。
機械のネックは、機械を24時間回して、
少なくとも85%以上の良品稼働率を達成されていなければ、
ネック工程を処置したとは言えません。
更に、85%以上の稼働率を達成していて、それでも出来高が足りない時は、
設備増強の検討を行います。
JIT(ジャストインタイム)の思想では、
前工程は、後工程が必要とするものをつくったら、機械を止めることが必要です。
機械は、必要な時間だけ回せばよく、
必要時間以上の機械を回せば、仕掛品を増やすだけです。