稼働率と可動率を区別せよ 01
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日のエントリーで、工程の前に仕掛品が一番多くあるのが、ネック工程だ!
という話をしました。
そして、中小メーカーの場合、
1日24時間機械を回して、稼働率が85%以上だったら、
機械ネックと言ってよいとします。という話もしました。
そこで「稼働率」という言葉が出てきました。
本日は「稼働率」と「可動率」についてです。
稼働率と可動率と区別せよ!
どちらの読み方も「かどうりつ」ですが、
「可動率」は「べきどうりつ」と言って稼働率と区別して表現したりします。
稼働率とは、設備を24時間回したときの生産高比率のことです。
したがって、稼働率は顧客が決めます。
一方、可動率は、計画生産数に対して実際の生産量の比率のことです。
この可動率は100%に近づくことが望ましいです。
だから、可動率は工場でコントロールできます。
コンサルでは、この2つの「かどうりつ」を区別し、状況に応じて適用します。