たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (11)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

FL法コンサルでは「“外注協力会社の品質”をたった1分で飛躍的に上げる方法がある

と言います。

そんなこと無理?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。

大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!

pe-michanpapa.hatenablog.com

 

でも、大丈夫です。

この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。

 

師匠O先生の大好評セミナーが今週(10/18)に開催されます。

http://www.omi-con.com/

 

本ブログはその前の予備知識的な内容ですが、

この連載を読んでセミナーに参加すれば、

あなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができるでしょう。

 

さて、本題に入る前に、外注依頼品への対応を考えてみましょう。

 

外注依頼品は受入検査をしなければならない!

 

あなたも、そう思っていますよね。こんなこと常識ですよね。

多くのメーカーでは、協力会社へ依頼した製品の受入検査を行うことが

当たり前と考えているのです。

 

でも、私達の考え方は異なります。

このブログの読者のあなたなら、もうお分かりでしょう。

 

外注依頼品の受入検査をやめよ!

 

説明しましょう。

本来、外注依頼とは加工のみの依頼ではなく、品質保証依頼です。

だから、外注依頼品の受入検査をすることは論理矛盾なのである。

 

外注依頼先(協力会社)で品質保証されたものを受入検査で抜取検査を

行っても意味がありませんよね。

 

しかし、この受入検査の抜取で不適合品が見つかるとはどういうことか?

ここをしっかり考えなければならないのです。

協力会社がきちんと完成品検査をやっていない証拠です。

 

協力会社としたら、納入先で受入検査をやってくれているから、

多少品質に問題があっても出荷してしまおう、

何か問題があれば言ってくるだろう、という判断なのです。

 

だから、協力会社には、受入検査をやらないことを通知することです。

 

今後、受入検査を行わないから「クレーム」になったときは、

全ての損害を賠償してもらう内容の契約書を交わします。

 

更に、私達はこのようにアドバイスします。

「協力会社の社長と契約を交わせ。社長に王手をかけろ!」

 

この契約の取り交しが、協力会社の社長に衝撃を与え、

協力会社の品質レベルを飛躍的に向上させるのです。

 

協力会社の品質責任者は社長である。この事実を直視しなければならない。

 

しかし、このようにアドバイスしても、なかなか実行に移さない管理者が多いです。

「今までやったことがないから…」という答えが返ってきます。

 

そりゃそうです。常識打破には新しいことに挑戦しなければ始まりません。

 

そして、このアドバイスに挑戦した結果、

「受入検査をやめてよかった」「外注先の品質レベルが飛躍的に上がった」

という会社がほとんどなんです。