仕事は教え方まで含めて「しくみ化」せよ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日に引き続いて、仕事の教え方について解説します。
作業訓練のやり方
教育訓練によってできるようになる一番難しいことは、
自動車の運転だ!と聞いたことがあります。
理由は、目、手、足、耳、全てをフルに活用し、
次々と起こる変化に一人で即座に対応しなければならないからと考えます。
よくよく考えると、この作業レベルは並大抵ではありません。
しかし、ほとんどの人が40時間ほどの教習により運転できるようになり、
免許証(国家資格)を得ることができます。
これは、私達、習う人が優れているからでしょうか?
違いますよね。
教育訓練方法が整備され、どの教習所でも教えられる「しくみ」があるからです。
では、あなたの工場には車の運転より難しい仕事はありますか?
私は思いつきません、むしろ探すのが大変なのではないでしょうか。
新人や派遣社員が仕事をなかなか覚えない、ベテランの技能を若手に引き継げない、
という声が聞こえてきますが、
誰でも理解できる教育・訓練方法がないことが最大の原因です。
技術・技能は見て盗むものだ、仕事は自ら習得せよ、といった話は別にして、
利益を出している強い企業ほど、仕事は教え方まで含めて「しくみ化」し、
更に発展させています。