従来からの改善活動の問題点 まとめ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
ここで、従来からの改善活動の問題点をまとめておきましょう。
①改善活動自体が部分最適になっていて、各部門が好き勝手に活動している。
そのため改善活動を頑張っても、経営に寄与する効果が得られない。
→大きな成果を出していくには「しくみの改善」が不可欠であり、
受注から出荷までの流れ全体を対象とした改善が必要である。
②改善と改革を同じように使っている人がほとんどですが、意味は全く違う。
・改善とは、現状の問題に対する小さな変化の積み重ねのことであり、
PDCAサイクルを繰り返し回していくことである。
そして改善後の維持継続が大切で、確実に運用できるしくみが必要になる。
・改革とは、これまでの仕事の進め方や価値観を否定し、
新たなしくみを一から作り直すことである。
改革には必ず抵抗勢力が発生する。なぜなら人間は保守的なもので、
今までと違ったことに対して無意識のうちに抵抗するからである。
したがって、改革はトップダウンでしか進めることはできない。
③改革には、挑戦目標が必要である。
目標設定時に達成の見込みが難しく、上司及び他の部門長が
高いと認めるものであり、このとらえ方が一番分かりやすく
公明で透明性がある。この挑戦目標こそ高い利益を生む源泉となる。
また評価は目標達成度だけで評価すること。
なぜなら、目標達成に貢献するプロセスのみが良いプロセスであり、
目標達成に影響を与えない良い施策(プロセス)は存在しないからである。
④目標展開をしてから取り組むと効率が良くなる。
なぜなら戦略のない戦術は効率が悪いからである。
以上です。