たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

バラツキに着眼した品質不良撲滅法 02

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

最近ある工場で品質不良を撲滅したいという依頼があったので、

その解決方法の一つをご紹介します。

pe-michanpapa.hatenablog.com

 

昨日は、原因追及でなく、つくり方の違いに着眼せよ。

という話をしました。(KI法)

本日は、事例を紹介します。

 

いきなり不良原因を追究するな(なぜ、良品条件を追求しないのか)

 

ある工程では、良品も不良品も同じ成形条件(温度とショットタイム)

でつくっている。(3%の不良品)

 

だから、良品と不良品をつくっている違いを見つけるには、

温度とショットタイムを変えてみて良品ができる領域と(温度とショットタイム)

不良品ができる領域を(温度とショットタイム)

実験で見つけていくしかない。

 

実験の結果、良品領域(条件)を見つけた。

 

すなわち、

3%の不良原因がわからなくても、100%良品ができる条件がわかればよいのである。

バラツキに着眼した品質不良撲滅法 01

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

最近ある工場で品質不良を撲滅したいという依頼があったので、

その解決方法の一つをご紹介します。

 

つくり方の違いを見つけよ

 

例えば、ある製品を100本製造して、3本不良品が発生したとします。

このとき、ほとんどの管理者は、なぜ3本不良が出たのかを問いかけ、

原因を追究します。

 

しかし、ここで重要なことは、100本中、97本は良品ができている事実だ。

 

この情報を活かさない手はない。

そこで、3本の不良が出る場合と、良品97本が出る場合の

「つくり方の違い」を見つけていきます。

 

原因の追究ではなく、つくり方の違いに着眼する。

これが、バラツキに着眼した不良低減アプローチである。

 

これは、KI法といって、磯部邦夫先生が確立した方法です。

師匠O先生もお勧めの不良低減アプローチである。

 

もう一度言う、原因追及でなく、つくり方の違いに着眼せよ。

 

次回は、改善事例で説明します。お楽しみに。

利益を上げる法則(3.工場管理は全て金額で行え02)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

引続き、利益を上げる法則について、解説します。

pe-michanpapa.hatenablog.com

  

金額を意識できる仕組みを構築せよ

 

上限のないクレジットカードでたくさん買い物をして、

今月いくら使ったか分かっていない人は、

高い確率でお金に困る人生を歩むことでしょう。

 

一方、家計簿をしっかりつけて、

日々の生活費を把握している人は、確実に貯蓄できるでしょう。

 

金額を知るという習慣を持つだけで、

コストダウンが実現することも珍しくありません。

驚くほどの金額が会社から外へ出ていることに気づくと、

自然と行動が変わってきます。

 

不良品による損失金額、在庫金額、外注費、人件費(残業代)など、

工場管理において知るべき金額はたくさんあります。

 

工場長から課長、現場リーダーまで、

『金額を意識できる仕組み』を構築していくことです。

 

利益を生みだす習慣を持つことが、利益を生みだす土台になります。

その鍵を握るのが、金額を知るということになります。

利益を上げる法則(3.工場管理は全て金額で行え01)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

引続き、利益を上げる法則について、解説します。

pe-michanpapa.hatenablog.com

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工場管理は全て金額で行え

 

工場管理において最も大切なことは「金額を知る」ということです。

驚くほど単純なことですが、とても大切なことです。

 

灯台下暗しという言葉の通り、

大切なことは意外と身近にあって、見えていないものです。

 

本気でダイエットをしようと決意した人は、自分の体重を知っています。

食べるもののカロリー、運動で消費できるカロリーを常に意識しています。

鏡で体をチェックする、様々なダイエットに関する情報を入手します。

 

利益とは金額で示されるものです。

利益を生みだすと決意したら、自然と金額に意識が集中してくるものです。

逆に、金額に意識が集中していないなら、

利益を生みだす土台ができていないことです。

 

工場のコストの大半を占める材料費(原料、資材、仕入品など工場が購入したもの)

を言えない購買担当者が驚くほど多いのです。

 

何を、どれくらい買ったかは把握しているのですが、

金額を全く意識していません。

Coffee Break54(子供とキャンプ)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日も、コーヒーブレークです。

 

台風後の晴天も恵まれ、子供とキャンプに行きました。

他の家族やお友達も一緒です。

 

コミュニケーション能力の向上

 

子供は皆と一緒に遊んで、時には喧嘩もしながら他人との関わりを勉強する、

大切な経験になったと思います。

 

キャンプ場で知り合った子達ともお友達になれました。

 

こういうことを、会社でやると、

人間関係が良くなるのかなと、ふと思いました。

 

キャンプが終わって、子供は物凄く成長しました。

Coffee Break53(今のやり方が一番まずい)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日も、コーヒーブレークです。

 

『最適』という言葉を使うな!

 

コンサル先で、「今の人員は最適です」「最適在庫です」と言われます。

 

しかし、『最適』という言葉を使った時点で、

改善を否定してしまっているのです。

 

『今のやり方が一番まずいやり方と思え』

 

これは、師匠O先生がよく言う言葉であり、

トヨタ生産方式の生みの親である、大野氏の言葉である。

 

こう考えると、「改善は無限なり」ということが分かります。

Coffee Break52(自分で考える意味は?)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日は、コーヒーブレークです。

 

自分で考える意味

 

コンサル先で、「社長に自分で考えろ、と言われるがよく分かりません」

と言われます。

 

「自分で考えよ」は、自分で考えられる力を持った管理者に言えることで、

ほとんどの管理者は自分で考えよと言われても、考える力を持っていません。

 

自分で考える力を付けるのが、私達の提唱するFL法の実践です。

FL法のしくみの中で、改善力(自分で考える力)を付けていくのです。