バラツキに着眼した品質不良撲滅法 01
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
最近ある工場で品質不良を撲滅したいという依頼があったので、
その解決方法の一つをご紹介します。
つくり方の違いを見つけよ
例えば、ある製品を100本製造して、3本不良品が発生したとします。
このとき、ほとんどの管理者は、なぜ3本不良が出たのかを問いかけ、
原因を追究します。
しかし、ここで重要なことは、100本中、97本は良品ができている事実だ。
この情報を活かさない手はない。
そこで、3本の不良が出る場合と、良品97本が出る場合の
「つくり方の違い」を見つけていきます。
原因の追究ではなく、つくり方の違いに着眼する。
これが、バラツキに着眼した不良低減アプローチである。
これは、KI法といって、磯部邦夫先生が確立した方法です。
師匠O先生もお勧めの不良低減アプローチである。
もう一度言う、原因追及でなく、つくり方の違いに着眼せよ。
次回は、改善事例で説明します。お楽しみに。