バラツキに着眼した品質不良撲滅法 02
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
最近ある工場で品質不良を撲滅したいという依頼があったので、
その解決方法の一つをご紹介します。
昨日は、原因追及でなく、つくり方の違いに着眼せよ。
という話をしました。(KI法)
本日は、事例を紹介します。
いきなり不良原因を追究するな(なぜ、良品条件を追求しないのか)
ある工程では、良品も不良品も同じ成形条件(温度とショットタイム)
でつくっている。(3%の不良品)
だから、良品と不良品をつくっている違いを見つけるには、
温度とショットタイムを変えてみて良品ができる領域と(温度とショットタイム)
不良品ができる領域を(温度とショットタイム)
実験で見つけていくしかない。
実験の結果、良品領域(条件)を見つけた。
すなわち、
3%の不良原因がわからなくても、100%良品ができる条件がわかればよいのである。