『利益』とは何か? (2)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
さて、一度にまとめてつくると、どういうことになりますか?
まず、工場から、材料費・加工費・外注費などの現金がでていきます。
しかし、製品が出荷されるまでは、工場に現金は入ってきません。
どうなりますか?
そうです、工場に残る現金が減りますよね。
つまり、利益が減ります。
現金が減る=利益が減る
経営者にとっては、当たり前のことですよね。
ところが、多くの管理者は、以下のように間違えた考えをしています。
「そのうち出荷されることは間違いない」
「だから、今のうち、生産しておいてもいいだろう」
彼らは、自分のお金を払うわけではなく、
自分のお金で材料を買うわけではありません。
ましてや、売れなかったときの責任をとることもないわけですから、
どんどん作ることに全く抵抗がないのです。
製品をまとめてつくると原価が下がり、利益が出る。
材料をまとめて買うと単価が下がり、利益が出る。
これらは、一見利益を増やす行為にみえるかもしれません。
しかし、実際は利益を減らす行為に他なりません。
大切なので、もう一度言います。現金が減る=利益が減る
[ここで少し考えてみましょう]
あなたの考える『利益』の定義はなんですか?
あなたの工場では、利益が増える(現金が減る)仕事のやり方をしていますか?