利益を上げる法則(5.出荷するものをつくる 01)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
引続き、利益を上げる法則について、解説します。
出荷するものをつくれ
工場でつくられたものは、顧客に出荷され、売上となり、工場にお金が入ってきます。
そのお金で、工場は材料を購入したり、従業員に給与を払ったりします。
このようにお金が流れていくから、工場では生産活動が行えるのです。
「効率化」という言葉は、時として危険です。
「1日あたりの出来高を上げる」(どんどんつくれ!)
「機械の稼働率を上げる」(機械を止めるな!)
「ロットでつくる」(まとめて一気にやれ!)
このような「つくる」ということに焦点を当てた発想で生産を行うと、
「お金の流れ」が止まってしまうのです。
なぜなら、つくったものが出荷されずに工場や倉庫で眠っているからです。
本当の「効率化」とは、
出荷する(売上になり、お金が入ってくる)ものだけ生産するということなのです。
『つくったものを出荷するのではなく、出荷するものをつくる』
この発想が全ての生産活動の原点になる。