生産性の向上 (2)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日の段取時間の短縮についての続きです。
師匠O先生は「段取時間の短縮に始まり、段取時間の短縮に終わる」
「これがトヨタ生産方式の基本的な教えだ」とよく言います。
多くの中小メーカーの管理者は、1回当りの段取時間を短縮するのではなく、
段取回数を減らすのが知恵だと考えています。
本当にこの考え方をする管理者は多いと実感しています。
例えば、今週A社へX製品を100個、翌週B社へ同じX製品を100個納入する場合、
今週まとめてX製品を200個作るのが知恵だと考えています。
これをロット合弁といいます。
1製品でなく、多くの製品でロット合弁を行うと、
翌週納入すべき製品がロット合弁のため加工できず、納期遅れになる場合が多いです。
なかなかこの矛盾に気づきません。
まずは、1回当りの段取時間短縮の価値を知ることです。
ちなみに、1回当りの段取時間を10分以内にすることを、シングル段取という。
段取時間の短縮については、様々な事例が書籍やネットにありますので割愛します。