【令和4年1、2月開催】近代的工場管理の新常識を学ぶ “見直すべき10の視点”
内容の一部『付加価値生産性』について簡単に触れたいと思います。
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付加価値生産性(下記記述)を計算して、4,000円以下なら、
あなたの工場は間違いなく赤字です!
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突然ですが、「あなたは今月いい仕事をしましたか?」
こんな質問をされたらどう答えるでしょうか。
私達は工場で管理者に向けて「仕事はうまくいっていますか?」
と質問します。
すると、多くの管理者が「はい、うまくいっています」と答えます。
しかし、続けて
「うまくいっているという尺度は何ですか?」と質問すると、
誰も答えられません。
これでは、仕事のやりがいや達成感も生まれませんし、
適切な評価を行うことはできません。
結局、あなたの工場では、
何を基に工場の「いい仕事」を評価しているのですか??
そこで私達は、工場における「いい仕事」の尺度として、
『付加価値生産性』を使うことを勧めます。
詳細は勉強会で話しますが、採用する理由として、
どのような業種でも適用でき、計算がシンプルであるからです。
簡単に計算できますので、ぜひ実施してみてください。
私達は、この付加価値生産性をベースに
中小製造業の生産性向上(指導)を実施しています。
■□ すべての工場に当てはまる目標の尺度とは? □■
売上-材料費-外注費
付加価値生産性= ─────────────
総工数(勤務時間の合計)
を使用します。
この式によって導き出される「付加価値生産性(月別)」とは、
1人が1時間あたりに生み出す「付加価値」です。
または、1人が1時間あたりに「確保した現金」とも言えます。
そして、4,000円/人・時 以下であれば赤字です。
その赤字をどのように黒字化するのか、
具体的に説明するのが、勉強会、そして特典である無料工場診断になります。
この付加価値生産性を上げていくことが、工場における目標設定になります。
*上記式の分子は、売上から変動費を引いた限界利益のように見えるが、
実際は異なります。限界利益は売り上げになった製品の変動費のみを対象として、
在庫として資産計上された製品の変動費は含まない。
しかし、付加価値生産性の分子は、売上にならない在庫分の
材料費と外注費を含む。
つまり、材用費と外注費は、売上ベースではなく購入・発注ベースになります。
*ここで売上とは、工場出荷した製品の売上金額を示します。
工場の生産高ではなく、あくまで顧客へ納品された(のちに現金となる)ものです。
在庫をいくら生産しても生産性は上がりません。
これにより、不要な在庫をどんどん生産するという行動に制限がかかります。