理想的な生産ライン01
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
久しぶりに本職の生産性向上の話をしましょう。
ある工場で、製造量が増加するため、急遽生産ラインを作ることになりました。
ラインを短くすれば、品質が上がり、コストは下がる。
離れている工程を無理やり長いコンベアでつないだり、
変な位置にある機械に橋渡しするためラインを蛇行させたり、
少しだけ離れているため、わざわざ運搬台車を使っている。
はっきり言ってムダです。
聞くと色々な理由を言いますが、あなたは真の原因が分かりますか。
設備の設置が優先され、後で工程間をつなごうとしていることが本質的原因です。
私は、この様にアドバイスします。
各工程や設備を単体で考えるな、工程全体で考えろ。
工程間をどのようにつなぐかも含め、可能な限り直線になるように配置せよ。
簡単に考えて下さい。
生産ラインは短いほど管理やメンテが楽だし、作業者やものの移動も減ります。
証明や運搬、空調、スペース、全てにおいて有利になりますよね。
一度設置した設備は動かせないと思っていませんか。
生産ラインの短縮、単純化のためには動かしても構いません。
以上で、
ラインを短くすれば、品質が上がり、コストも下がることが分かったと思います。