今までのものづくりに共通した弱点を知っていますか? 05
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
連日、今までのものづくりに共通した弱点を解説していきます。
この弱点を知り、克服すれば、お金をかけずに生産性が25%上がってしまいますよ。
まずは、弱点を認識しましょう。
1.9 機械を止めてはいけないと思っている
「この機械は8000万円もかけて購入したんだ、1時間この機械を止めたら、
いくらの損失になるか考えろ。とにかく、機械は止めるな。」
と考えている経営者や工場長は多いものです。
実は、この考え方こそが、今必要のない仕掛品や完成品を作り、
経営を悪化させているのです。そして、それに気づいていません。
大手メーカーですら、機械を止めてはいけないと考えているところもあるんです。
思い込みは恐ろしいですよね、生産性を落としていることに気付かなければならない。
JIT(FL法の根幹思想)を正しく理解することの重要性が求められます。
1.10 慢性不良はやむを得ないと思っている
確かに、慢性不良を管理図でとらえると、管理内に入っている。
今の技術力ではやむを得ない。このようにとらえている管理者は沢山います。
しかし、この様な考え方では、慢性不良は解決できません。
師匠O先生の言葉を借りると、
「慢性不良を撲滅する勇気、情熱と直観力が必要である。」
はじめから撲滅できないと思っていたら、撲滅できませんよね。
撲滅できない慢性不良は存在しません。工場には解決の色々なヒントがありますよ。