今までのものづくりに共通した弱点を知っていますか? 02
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日から、今までのものづくりに共通した弱点を解説していきます。
この弱点を知り、克服すれば、お金をかけずに生産性が25%上がってしまいますよ。
まずは、弱点を認識しましょう。
1.3 現場リーダーが作業に埋没している
これも生産性向上を阻害している一因です。
本来、監督者は作業者の管理・監督をしなければならないですよね。
よく例えるのですが、監督者は幌馬車の御者で、手綱をひく(管理する)役割です。
それを、自ら進んで馬になってしまうのは大問題ですよね。
中小メーカーのほとんどは、こんな感じで、ここに気付いていません。
これは、管理者や工場長の責任なんです。
1.4 物申す(整理・整頓)がされていない
私は現場で必ず質問します。
「この部材が、ここに置かれているのは正常ですか?」
「この仕掛品は、ここに置かれているのは正常ですか?」
中小メーカーの管理者は、この質問にほとんど答えられないんです。
これこそが、“物申す”されていない状態です。
そうです、部材や仕掛品の整理・整頓ができていませんよね。
考えてみてください。
部材や仕掛品を加工して、顧客に渡し、利益を出させてもらっていますよね。
あなたは、“物申す”の意味を知ってますか?
これはトヨタ生産方式の基本用語の1つで、
入荷した部材、仕掛品や完成品が、
人に聞かずに正常であるか分かるようにすることです。
その担当者に聞いて分かること、“者申す”じゃだめですよ。
しかし、この“者申す”すらできない中小メーカーが多いのも事実なんです。
そして“物申す”ができないのに、5S、5Sと叫んでいるのは滑稽ですよね。
工場改革の第一歩は“物申す”(整理・整頓)だ!