なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 09
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
モノづくりは人づくり。
具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、
変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。
キーワードは「常識打破」
本日も、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、
具体的な内容を解説します。
昨日は、組立加工型は、1個流しに尽きる。という話をしました。
もちろん、作るものによって流し方を選択しますが。
一方「1個流しの価値はわかったが、全工程を1人で出来ない」
と言うリーダーがいます。
では、どうするか?
多能工化せよ
全工程を1人でやるには、多能工化しなければ出来ませんよね。
工場としてどんどん多能工化していかないと、
受注の増減時に、人のやりくりができません。
そこで改善リーダーにアドバイス。
・作業者には、多能工化させ、昇進への道が開けることを示してやる必要があります。
これがやる気を持ってもらう一因になるからです。
・作業者の評価は、多能工化度と個々の作業の力量の両方から行う必要があります。
今度は「多能工化を進めます。でもどう教育すればいいのか?」と言います。
まずは、簡単に考えましょう。
私の推奨する多能工化は、
今やっている工程の前工程や後工程の作業を取り込むことです。
・前工程の作業なので、製品の流れがわかっていて、親しみやすく取組みやすい。
・その作業の力量、多能工化度に、改善する力量を加える。
すると、より適切な評価法となる。
「でも、うちの工場の監督者が教育できるかな…」
改善を進めると、また別の問題が出てきます。よくあることです。
これについては、明日ご説明しましょう。お楽しみに。