たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 09

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

モノづくりは人づくり。

 

具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、

変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。

キーワードは「常識打破」

 

本日も、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、

具体的な内容を解説します。

 

昨日は、組立加工型は、1個流しに尽きる。という話をしました。

もちろん、作るものによって流し方を選択しますが。

 

一方「1個流しの価値はわかったが、全工程を1人で出来ない」

と言うリーダーがいます。

では、どうするか?

 

多能工化せよ

 

全工程を1人でやるには、多能工化しなければ出来ませんよね。

工場としてどんどん多能工化していかないと、

受注の増減時に、人のやりくりができません。

 

そこで改善リーダーにアドバイス

・作業者には、多能工化させ、昇進への道が開けることを示してやる必要があります。

 これがやる気を持ってもらう一因になるからです。

・作業者の評価は、多能工化度と個々の作業の力量の両方から行う必要があります。

 

今度は「多能工化を進めます。でもどう教育すればいいのか?」と言います。

まずは、簡単に考えましょう。

 

私の推奨する多能工化は、

今やっている工程の前工程や後工程の作業を取り込むことです。

 

・前工程の作業なので、製品の流れがわかっていて、親しみやすく取組みやすい。

・その作業の力量、多能工化度に、改善する力量を加える。

 すると、より適切な評価法となる。

 

「でも、うちの工場の監督者が教育できるかな…」

改善を進めると、また別の問題が出てきます。よくあることです。

これについては、明日ご説明しましょう。お楽しみに。