なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 05
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
モノづくりは人づくり。
具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、
変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。
キーワードは「常識打破」
本日も、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、
具体的な内容を解説します。
機械故障復旧時間を決めよ
中小メーカーでは機械が故障したとき、
修理担当者(管理者やリーダーが主)が修理にあたる。
このとき、壊れた機械を直すのだから、
直った時間が直ったときととらえる修理担当者が多い。
これは間違いである。
A機械が故障したら30分以内に直す、B機械が故障したら40分以内に直す、
このように機械別に修理時間を決め、
3-4ヶ月でこの時間で直せるように修理法を改善していくのである。
この考えが重要になります。
これはMTTR(Mean Time To Repair、故障復旧時間)になる。
この時間を決めることが大切になります。
なぜなら、生産性が上がるから、復旧時間を決めれば、
故障しても納期遅れになることはないから。
もし、この復旧時間に間に合わなければ、修理担当者の責任である。
そして、この復旧時間を守ることは予防保全にも繋がっていく。
故障した機械を早く直すことが保守力を上げます。
この保守力も改善リーダーの1つの要素になります。