なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 03
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
モノづくりは人づくり。
具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、
変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。
キーワードは「常識打破」
本日は、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、
具体的な内容を解説します。
ヒューマンエラーは技能力アップで減らせ
不良が発生したとき、ヒューマンエラーとして処理してしまうケースが多いです。
そしてこの解決策として、ポカヨケや指差呼称などがあるでしょう。
しかし、重要なことは技能力が向上するに従って、
ヒューマンエラーは激減するということです。
一例として、囲碁や将棋のプロ棋士はミスが少ない、上段者は極端に少ない。
これは力量が上がるとミスが少なくなることを証明している。
この原理は作業者の力量が上がるにつれてミス(ヒューマンエラー)が
減ってくることに通じている。これは事実である。
もちろん、前日に飲み過ぎたり、家庭騒動があれば気持ちが乱れ、
ヒューマンエラーを起こしやすくなる傾向がある。
しかし、製造のプロはこのような状況の中でも冷静に
仕事を進める気持ちが必要であり、この「気持ち」も力量と考える。
私達はこう考え、作業者にヒューマンエラーの防止指導をしています。
したがって、技能力向上がヒューマンエラーを激減させるのは真実の法則になる。
改善リーダーは、モノづくりで発生する問題を単にヒューマンエラーだけで
処理するのは好ましくないのである。