たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 01

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日から、新連載です。

 

モノづくりは人づくり

 

物事には原因と結果の法則があるのはご存知ですか。

そうです、工場で起こる出来事(結果)は、

すべて工場の仕事のやり方(原因)で決まるのです。

 

よくある話、クレームが年に数百件も発生している工場では、

管理者が「こんなにクレームを出しているのは異常ですよね」と言います。

でも、これは「正常」なんです。

 

なぜなら、年に数百件クレームがでる(結果)ような仕事にやり方(原因)を

しているだけだからです。

つまり、沢山のクレームを出すような仕事のやり方をして、

沢山のクレームを出している、という当たり前のことで、

そういう意味では「正常」なんです。

 

一方、利益を出している工場というのは、

利益の出る仕事のやり方(原因)をして、利益(結果)を出しているだけです。

何も特別なことはしていません。

単に利益を出せる「仕組み」ができているというだけです。

 

さて、このような原因と結果の観点から、モノづくりは変化の時代に何をすべきか。

 

その答えは「人」です。モノづくりは人づくりと言われていますが、

正に人こそ企業の生命線であり、「人づくり」を徹底的に行うことが、

明るい未来を創ることになるのです。

 

よく考えてみれば、工場では機械がモノを作りますが、

機械を動かすのは人、不良を出すのも人、利益を出すのも人、

企業活動の全ては人ですよね。

 

今後、経営環境がどのように変化しても、その変化に対応できる「人」がいれば、

対応していけるのではないでしょうか。

 

具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、

変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。

 

特に、今までのやり方にとらわれず、大胆に変化させていく発想が重要になります。

私の大好きな(このブログでよく登場する)常識打破ですね。

 

例えば、海外との価格競争になり、

従来の納期の半分で納入しなければならなくなった場合、

全く新しいやり方を導入する必要が出てきます。

 

このような状況を乗り越えるには、常識打破をしなくてはならないんです。

今後、そんな連載をしていきますので、お楽しみに。