クレームや社内不良を減らしたければ、常識の逆をやれ (14)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
FL法コンサルでは「“ISO9001”を取得しても品質レベルは上がらない」
と言います。
何で?と思われたあなたは、品質管理の考え方が間違っているのです。
大衆の逆をやれ!大衆は常に間違っている!
でも、大丈夫です。
この連載で、間違った品質管理の考え方を正していきます。
師匠O先生の大好評セミナーが今週で終了しました。
参加したあなたは、革新的な品質管理を深く学ぶことができたでしょう。
この連載はもう少し続きます。
“ISO9001”を取得しても品質レベルは上がらない
ISO9001の更新審査は年1回行われる。
この審査が近づくと、管理者はガタガタとその準備を始めます。
文書を変更した場合、その文書は最新版か、承認印があるか、
検査記録に合否判定がされているか、検査責任者印はあるか、
不適合品の是正処置の記録はあるか、内部監査の記録と是正はあるか、
部門品質目標の進捗管理がなされているか、等の抜けがないかを確認します。
これはどこの工場でも同じですよね。
審査が近づくと品質マネジメントシステムに不備がないかのチェックが始まります。
これでは品質レベルが向上したとは言えませんよね。
ISO9001を経営改善に活かしている組織は極めて少ない。