工場管理の新常識 間違いだらけの15の視点 01
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
工場管理がうまくいかないのは、あなたの常識が間違っているからだ!
ということで、本日から1つずつ見ていきましょう。
師匠O先生が説明するセミナーが来月に開催されます。
従来のやり方に限界を感じ、革新的な工場管理を学びたいあなたは是非!
「機械を止めるな、稼働率を上げろ」は間違い
現場で良く感じることですが、
多くの中小メーカーの経営者や管理者は「機械を止める」
と生産性が低下すると考えています。
あるメーカーの工場長は、機械を止めると作業者を叱ります。
作業者は、機械を止めると叱られるので、加工する材料があると、
今必要のないものをどんどん作ってしまうのです。
その結果、製品在庫と仕掛品を数千万円分も作ってしまいました。
これは在庫のムダですよね。いつ顧客に渡すのか分かりませんから。
また、あるメーカーでは、工場の生産性の尺度を「稼働率」としていました。
時々視察に来る社長に、工場の努力を稼働率で説明していたのです。
その結果、倉庫に40日分もの部品を在庫していました。
なぜなら、機械を止めると稼働率が下がり、社長に叱られるからです。
これらに対しては、考え方が間違っていることを伝え、
正しい生産性の尺度を用いて、工場管理をしてもらいます。
*生産性の尺度の詳細は来月セミナーにて。
いずれにせよ、多くの中小メーカーの経営者や管理者は、
機械を止めるのは罪悪と思い込んでいます。
正しい考え方は、次工程が必要なものを作ったら、前工程は機械を止めることです。
機械を止めるのは罪悪というのは、恐ろしい思い込みであり、錯覚なのです。