たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

品質部門の管理者の盲点 03

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

連日、品質問題にフォーカスしています。

 

1回目は、クレーム撲滅には目標展開が最も効く。

昨日は、「1つのルール」を決めれば、明日からクレームは無くなる!

今回は、「1つのルール」の具体的な内容です。

 

pe-michanpapa.hatenablog.com

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クレームは管理者の責任なり

 

まず、クレームの内容毎に責任者を明確にします。

次に、クレーム1件に対して次回のボーナスを10%減らすというルールを適用します。

この比率は社長が決めます。

 

これが、私達の提唱するFL法のクレーム管理者責任論です。

したがって、10%減の場合、クレームを10件出したらボーナスはゼロになります。

 

ボーナスが減ったら、家庭騒動になりかねません。

これではクレーム責任者がかわいそうではないか。という話も出ます。

 

しかし、このルールのポイントは、クレーム責任者がクレームを出さないため、

自らが何をしなければならないかを真剣に考えてもらうことです。

ここに真の狙いがあるのです。

 

現場で感じるのは、今の管理者は原因追及力や再発防止追及力が弱いということです。

この力量を上げるのが、生産コンサルの指導です。

 

でも、もっと重要なのは、クレーム責任者がクレームを防止するために、

自ら何をしなければならないか、予防処置の価値に気付くことにあります。

 

メーカーにおいては、すべて管理者次第なんです。