5Sは「物申す」から始めよ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日まで5Sの解説をしてきました。
本日は、真の5Sとは何かを解説します。
工場の5Sは『物申す』から始めよ
物とは部材、仕掛品、完成品のことです。
この“物”が人に聞かないで、すなわち「者申す」ではなく、
今ここにあるものが正常に置かれていることが、
人に聞かなくてもわかるようにすることである。
これは置き場所名とそこに置かれている物が
何であるかがわかる表示をすることである。
整理・整頓の対象は、
①“物”からやれ
②金型や刃物など、製品を形づくる物の整理・整頓をせよ
③測定機器も同様にせよ
④最後は工具だ
これらの整理・整頓をしてから、清掃・清潔。躾を行う。
この整理・整頓の意味と価値は、
物を探す時間を最小にしてくれることにある。
物を探している時間はお金(付加価値)を生みませんよね。
とにかく、ただ5Sをやればいいと考えている中小メーカーは多いです。
この意味を正しくとらえてやらないと、生産性向上には絶対に繋がりません。
5S活動が自然消滅します。
実は私も推進者として5S活動を消滅させてしまった、苦い過去があります。