工場診断の視点を知れ 07
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
多くの中小メーカーは、売上高が落ち、利益が出ない状況に陥っています。
そして、この状況を認識しているが、なぜこうなっているか、
どうすればこの状況から脱出できるか、具体的な方法を知りません。
1日診断会(工場診断)で、その具体的な方法をアドバイスするのが、
私達の役目になります。ポイントは6つあり、本日はいよいよ6つ目です。
*1つ目は、「物申す」されていないムダをとれ
*2つ目は、監督者(現場リーダー)が作業者になっていないか
*3つ目は、日産計画書こそ「必要な工数」でつくること具現化したものだ
*4つ目は、週生産計画こそ「工場の生産計画」の生命線、目で見る管理だ
*5つ目は、計画に対して遅れが出ているかどうかが、目で見てわかること
改善活動のための時間を確保せよ
当たり前だと思いますが、そうでもありません。なぜなら、
工場管理者に「改善するための時間を確保して下さい」とお願いすると、
ほぼ全員が「忙しくて時間がとれないよ!無理!」と反論してきます。
それではここで、具体的な時間確保の方法をお教えしましょう。
まずは、業務から離れて改善を進めてゆくための時間を確保しましょう。
具体的には、1日につき1.5時間ずつ投入して下さい。
成果は投入した時間数に比例して上がっていきます。
この時間を確保するには、
1) 日常業務を20%効率化する(8時間の仕事を6時間半でやる)
2) やらない仕事を決める
この2つを実践すれば十分可能です。
そして、週に1回、1日改善会を実施して下さい。
複数人が集まって、朝から1日(最低5時間)かけて集中的に
大改善を行うという会です。
やり方は、過去のエントリーを参照して下さい。