在庫があれば管理者はいらない!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日も、二律背反に関連した話をします。
在庫は管理者の安全賃?!
ある工場の管理者は、毎日このようなことを言っています。
「不良が出ても心配するな!」「機械故障が発生しても問題ない!」
「品質問題は気にするな!」
いや~実に頼もしい管理者だ!と思ったあなた、それでは困ります。
このような問題が発生しても、
製品在庫があればそこから出荷すればよいことになってしまいます。
したがって、製品在庫があれば管理者はいりません。
一方、トヨタ生産方式では、在庫をゼロでやれとは言っていません。
真に必要な在庫は認めています。
在庫を持つことの本当の罪は「在庫の問題点」で示すように、
工場に潜んでいる様々な問題点を隠してしまうことです。
水位(在庫量)が下がれば、様々な問題が姿を現します。
在庫を持たない状態で、不良が発生したら、機械故障が発生したらどうるすか。
これらに対応する「しくみ」をつくることが管理者の本来の役目です。
そしてほとんどの中小メーカーではこの「しくみ」がありません。
工場は在庫だらけです。
私達が提唱する「FL法」には、これに対応できる「しくみ」を持っています。