顧客に近い所から「物申す」せよ!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日は雪の中、ある工場の出荷現場を見ていました。
工場の出荷なんて「つくったものを運ぶだけだろ」と思っていませんか?
それは大変な誤解です。
工場において、顧客に近い所は出荷現場です。
顧客に近いところから「物申す」(整理・整頓)せよ!
本日は何時と何時にトラックが来て何を運ぶのか、
中小メーカーでは、この当たり前のことが把握できていません。
出荷便毎に、出荷リストと出荷製品が「物申す」できていません。
(*物申す:出荷担当者に聞かなくてもわかること)
つくったものを運ぶのではない、運ぶものをつくれ!
これも物流に関するトヨタ生産方式の教えです。
JITは、運ぶものをつくります。
多くの工場では、トラックが来ても、
いまだ製造が終わらず、トラックを待たせている状態です。
これが「つくったものを運ぶ」です。
出荷便毎の出荷リストと出荷品が揃っている状態を、
出荷担当者に聞かなくては分からない状態は、物申すされていないのです。
物申すという考え方は「FL法」の根幹であり、非常に重要です。
物申すについては、過去のエントリーをご覧ください。