ネック工程に気づけ!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
あなたの工場でも生産性を向上させたいはず。
本日は生産性を向上させるヒントの1つを紹介しましょう。
ものづくりにおいては、ネック工程で生産高が決まります。
コンサルでは最初にメンバー全員で工場を回り、ネック工程を見つけます。
あなたは工場を一巡し、ネック工程に気づきますか?
工程の前に仕掛品が一番多くあるのが、ネック工程だ!
私達の提唱する「FL法(中小メーカー向けトヨタ生産方式)」では、
ネック工程をとらえ、ネック工程の前工程は、
ネック工程が消化できる分だけ供給せよとしています。
したがって、ネック工程の能力アップが必要になります。
そして、ネックの原因には「人」の場合と「機械」の場合があります。
人がネックなら、人を投入すればよいです。
機械がネックなら、まず稼働率を調べます。
この稼働率の分母は、24時間操業で算出することです。
昼勤一直だけ機械を回している場合は、機械ネックとは言いません。
中小メーカーの場合、1日24時間機械を回して、稼働率が85%以上だったら、
機械ネックと言ってよいとします。
このネック工程に対する正しい理解を持たないと、
生産リードタイムの短縮もしないし、生産性も向上しません。
*ネック工程の考え方の類似例として、
組み立て加工工程のリードタイム短縮は以下のエントリーをどうぞ。