コミュニケーションは三現主義で声を出して行え
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日は師匠O先生のコンサルに同行し勉強させて頂きました。
現場に行くと、本日生産予定の部材が入荷されずに組立が進まず、
資材担当者と現場リーダーが揉めていました。
コミュニケーションは、現場で現物を前に、声を出して行え
人間は、自分が何を知らないかすら知らないし、
ましてや他人が何を知らないかなど到底分かりません。
だから「これは知っているだろう」「確認するだろう」という思い込みにより、
ミスや混乱が生じたりします。
現場リーダーは「当然資材が現場に出す前に確認するだろう」
資材担当者は「現場に届いたら確認してしらせてよ」という感じです。
この原因は資材担当者の支給間違い・確認不足でした。
どんな製品も一人では造れません。
営業・設計・購買資材・製造と色々な人が係ります。
だから、このように指導しました。
コミュニケーションは、現場で現物を前に、声を出して行うことが重要だ!
「現場・現物・現実」を三現主義と言います。
現場に集まり、一つの製品を前にして、触ったりしながら話をすれば、
曖昧なことがなくなり、思い違いや誤解も撲滅できるのです。
この様に指導した後
「では、明日作るX製品の部材は揃っていますか?」
「明日、問題なく生産開始できますか?」と言う質問を現場で現物を前に行いました。
すると、また部材が足りないことが分かりました。
直ぐに、原因を追究した結果、今度は組立が資材に発注する部品の数を間違えた、
とのことです。
これらの結果、資材も組立現場も、必ず事前に確認する「しくみ」を作ることができ、
明日から運用することになりました。
この様に、三現主義によるコミュニケーションは、原則であると同時に、
アイデアを生み出す原動力にもなるのです。