作業を教えるな、仕事を教えよ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
ほとんどの中小メーカーでは、監督者が作業に埋没しています。
仕事を教えているつもりでも、よく見ると動作や手順、
配置といった作業しか教えていません。
仕事の教え方・教わり方
作業手順を教えることは確かに重要ですが、それだけでは不十分です。
何のために、今の作業はどの製品のどの部分を作っていて、
どういった品質が求められているか、作業を通じて何を考えて行動すべきか。
作業者がこれらを自分で考え、行動できるように、
管理者は本当の意味の仕事を教えなければならない。
OJTと言って、作業ばかり教える監督者が多いが、概して本人の仕事力が低い。
一方で、作業ばかりで一向に仕事を覚えない作業者もいる。
「なぜ?」「なんのために?」といった質問が出てこない人は、
作業だけを覚えようとしている、本気度が足りない。
どちらもレベルが低いことに気付かなければならない。